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CASE STUDY 02

スタートアップならではの課題を理解しつつ、
労基法に則った支援に魅力を感じています。

2017年に創業し、東京都を拠点に、スタートアップやベンチャーに特化した採用支援、人事組織支援、転職エージェント事業などを展開する「株式会社ポテンシャライト」様。2021年3月、労務の業務委託を都内の顧問社労士からあかつき社労士法人へ移行。その経緯や現在の状況について、取締役の小原さまと、社内労務を担当されている高橋さまにうかがいました。

DATA
株式会社ポテンシャライト
取締役 小原聡一さま
労務担当 高橋聖絵さま

2017年に創業され、就業規則などは一から構築されたのでしょうか。

小原さま 創業当初は、私が一人で労務管理を担っていましたが、従業員が増えていくにつれ、より労務環境を整える必要が出てきたため、社労士を探すことにしました。予算に合う社労士事務所を都内で見つけて契約し、就業規則などを作りました。

その社労士さんとの相性はいかがでしたか。

小原さま 従来のやり方にこだわりを持って業務を進められる方で、弊社とは仕事に対する考え方が異なり、少し距離を感じることがありました。
というのも、当社の主要なお客様は革新的なイノベーションや急成長を特徴とするスタートアップ企業で、当社も同様です。働く環境を整えることの必要性は理解していても、そこばかりを重視していると、前に進めないというジレンマがあります。会社は日々変化を遂げており、一般的な企業と同様の型にはめることは難しいのです。

それで他をあたって、あかつき社労士法人に出合ったのですね。

小原さま はい。あかつきさんと最初は電話で話をしたのですが、弊社が抱えていた課題や、問い合わせに至った背景などを丁寧にヒアリングしていただき、その傾聴力の高さに驚いたことを今でも鮮明に覚えています。また、自分たちでは言語化しきれていなかった部分までをも踏まえたご提案をいただき、その場ですでに「ここにお願いしよう!」と決めていました。

その後、業務委託で外部の人が加わったと聞いています。

小原さま 当時、私はコンサルティング事業のかたわら、バックオフィス業務も回していたのですが、従業員が増えていく中でその体制も限界に。そこで、大手企業でも経験を積んだ人に社内の労務業務を委託し、あかつきさんの窓口も担当してもらうようになりました。

業務委託は、うまくいったのでしょうか。

小原さま それが、あまりうまく回らずに、数か月で解約という結果になりました。今だから言えることですが、労務業務において会社が育んできたカルチャーや、会社と従業員の関係性への理解は、職務遂行上、絶対条件だったのです。当時は、それらの重要性を理解せず、職能と職務の親和性だけをみて外部に依頼していたため、その結果、適切な関係構築ができず解約に至ってしまいました。

高橋さま このころから、小原と私の 2人でバックオフィスを回していくような体制になり、私があかつきさんとやり取りをさせていただくようになったんです。

あかつき社労士法人に、どのような業務を依頼しているのでしょう。

高橋さま 給与計算や労務相談といった、以前の社労士から継続している依頼に加え、さまざまな相談にのっていただいています。

例えば、どのような相談でしょうか。

高橋さま 勤怠管理です。正社員の就業時間が事業部によって違っていたり、アルバイトの中でも契約時間がバラバラだったり、当社の雇用形態は複雑です。その遅刻、早退、リモートといった打刻の管理を効率化できないものか悩んでいました。
ずっと使っていた「freee人事労務」で何とかしようとしていたところ、あかつきのご担当者がその背景をしっかりヒアリングしてくださり、「それだったらツールを変えた方がいい」とご提案いただいたときは目からウロコ!金額まで、きちんと提示していただきました。

それで、新しい勤怠管理システムを導入されたのですか。

高橋さま 具体的には、勤怠管理システムを「Touch On Time」に切り替え、「freee人事労務」のプランを下げるというご提案でした。合計の費用は多少高くなるものの、課題が解決できるうえ、情報が蓄積されるので、中長期的に見てメリットがあります。システムの初期設定も丁寧にご対応いただきました。
また、ミーティングを重ねる中で、残業申請制の社内の仕組化もご提案いただいて導入しました。

新しい体制はいかがですか。

高橋さま 最も良かったのは「残業の超過が月末の集計で初めて明らかになる」ということがなくなったこと。残業時間が超過しそうな場合は、事前にアラートが出る仕組みにしたため、その通知を受け次第、当該部署に状況を伝えて改善できるようになったんです。
また、スタートアップということもあり、やる気があるゆえに頑張りすぎて業務量が増え、入社半年以内に体調を崩す人が多かったんですね。それがこの 1 年間、入社 1 年以内の業務の負荷による体調不良や休職はゼロ。明確に数字に表れているので、改善できていることが分かります。

他に良かった点はありますか。

高橋さま 勤怠管理や給与計算、雇用契約書締結など、会社として必ずやらなければいけないことに加え、会社をより良いものにしていくためのプラスアルファのご提案もいただいています。
例えば「キャリアアップ助成金というものを耳にしたんですが、当社で使えますか」と質問をしただけで、使えるか使えないかはもちろん、導入した場合のメリットやデメリット、当社に合った制度なのかどうかまで、ご回答いただきました。
また、従業員に対して、「私が社労士さんに怒られてしまうので、勤怠をちゃんと入れてください」と言えることも、個人的にうれしいポイントです。以前は、私がお願いしてもきちんと対応してくれないことも多かったのですが、専門性を持っている方を引き合いに出すことで、説得力が生まれています。

労務のご担当者として、負担の軽減になりましたか。

高橋さま ハード面、ソフト面の両方で助けられています。というのも、労務に関する悩みを打ち明けられる存在って、案外少ないんです。それを聞いてもらえて、「他社さんでもあるあるですよ」「どこの会社さんもやっぱりそこ悩みますよ」みたいに言っていただけると、ホッとします。私の力不足で労務がうまくいっていないのかもしれないと落ち込んだこともあったので。

高橋さんが考える、あかつき社労士法人の強みは何でしょう?

高橋さま ポテンシャライトの良さを大事にしてくれることと、きちんと労基法を守ること、この2つをマージさせてくれるところでしょうか。当社のカルチャーをはじめ、ミッション、ビジョンなどをご理解いただき、常に「ポテンシャライトにとって良いこと」の軸がぶれない対応力は魅力ですね。当社の労務環境や就業環境を一緒に作ってくださっているといつも感じています。
また、あかつきさんの場合、担当者によって差分を感じたことがありません。これまで何人かのご担当者にサポートをいただいている中で、属人的な提案の幅やスピード感に差がなく、仕事のやり方がすごく洗練されているなと感じています。

社労士を検討している会社に対して、アドバイスするとしたら?

小原さま 会社のスタンスや、ミッション・ビジョンなどに共感してくれる社労士事務所を見つけられると、会社成長の追い風になるのではないでしょうか。

今後、あかつき社労士法人にどんなことを期待されますか。

小原さま 当社はさらなる組織拡大を目指しており、よくいわれる従業員50 人の壁を超えるための体制づくりが課題です。マネジメント能力や組織のあり方、事業の作り方など、さまざまな観点がある中、労務や就業環境に関しては伴走していただけると、安心して事業のアクセルを踏むことができると思います。

高橋さま 私個人の成長や、労務の改善は、当社の成長につながると信じています。引き続き、共に歩んでいっていただけると嬉しいです。

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