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CASE STUDY 01

クラウド化で作業時間が大幅に短縮。
精神的な負担も減りました。

奈良の小さなセレクトショップからはじまり、現在は靴の輸入代理店、洋服ブランド、出版社と事業を多彩に展開する「株式会社loop & loop」様。長年一人で社内労務を担当してきた宮川取締役は、スタッフの増加に伴い、労務管理のクラウド化を望むようになったと言います。あかつきのサービスを導入して数カ月、どのような変化があったのか、代表と取締役にお聞きしました。

DATA
株式会社loop&loop
代表 宮川敦さま
取締役 宮川美佐さま

ご夫婦で経営にたずさわっていらっしゃるんですね。

宮川取締役 はい。もともと私の母が、手仕事で作られた洋服や雑貨を扱うセレクトショップ「風の栖(かぜのすみか)」を営んでいたのですが、夫婦で手伝うようになり、それを引き継ぐ形で、2011年に株式会社loop&loopを設立しました。

具体的に、どんな商品を扱っているのでしょうか。

宮川取締役 メインは、イスラエルで作られている革靴「NAOT(ナオト)」の輸入販売です。それと洋服ブランド「entwa(エントワ)」の企画、製造販売。イラストレーターとコラボレーションしてオリジナルの靴下やかばんを展開したり、革小物などを取り扱ったりもしています。
スタッフの「好き」や「やりたい」という気持ちを大切にしていて、最近は、本の出版やイベントの企画・運営なども行っています。

店舗を拡大されて、スタッフも増えていますね。

宮川取締役 奈良に2店舗、東京と愛知県犬山市にそれぞれ1店舗の計4店舗を展開していて、現在約30人のスタッフが働いてくれています。

どのタイミングで、社労士が必要になったのでしょうか。

宮川取締役 もともと母は一人ですべての事務作業をこなしていたのですが、私たち夫婦が働くようになったのをきっかけに、税務処理をきちんとした方がいいのではと思い、まずは税理士さんと契約することにしたんです。
次に、今後スタッフを雇うことを見据えて、労務体制も整えておきたいと思いました。しかし、母も私たち夫婦も知識がなく、勉強するにも忙しくて…。ここは専門家に任せて、私たちは仕事に集中した方がいいと判断し、税理士さんに当時の社労士さんを紹介してもらい、顧問契約を結びました。

その後、事業が拡大したのですね。

宮川取締役 その後の10年で、事業が拡大しスタッフの人数もどんどん増えて、それに伴い労務に関する業務も増えました。主に私が担当していたのですが、すべて手作業でアナログな方法をとっていたこともあり、それに取られる時間が年々増加し負担を感じるように。業務をクラウド化して効率化したいと思うようになりました。

具体的にどういうことに困っていらしたんですか。

宮川取締役 最も負担が大きかったのは勤怠管理です。エクセルを使っていたのですが、毎月、手作業で30人分のデータを入力して集計。給与計算は社労士さんにお願いしていましたが、口座振り込みは私の担当でした。一人作業でとても時間がかかるうえ、絶対にミスしてはいけない、というプレッシャーも大きく、限界を感じていましたね。
年末調整の書類作成にも時間をとられていて、ペーパーレスにしたいと思っていました。

契約していた社労士さんには相談されたんですか。

宮川取締役 はい。ただ当時の社労士さんは、クラウド化はしない方針とのこと。地元の社労士さんで、良い関係を築けていただけに迷いましたが、思い切って新たな社労士さんを探し始めたんです。

どのように探されたのですか。

宮川取締役 インターネットで検索しました。
社労士を変えるというのは、会社にとってとても大きな決断。慎重に決めたいと思い、あかつきさんのほかに、東京と大阪の2人の社労士さんにも問い合わせ、比較検討させてもらいました。

そのうえで、あかつき社労士法人を選ばれたのですね。

宮川取締役 クラウド化により、業務の効率化を実現できることはもちろんですが、一番の決め手は、“相性の良さ”だったかも。オンラインで打ち合わせをして、この方たちだったら、会社の次の一世代を一緒に作っていけると思えたんです。

奈良と福山で距離がありますが、そのことに抵抗は?

宮川取締役 コロナ後は、以前契約していた社労士さんともオンラインでやり取りをすることが増えていましたし、メールや郵送という手段もあるので、特に不安はありませんでした。あかつきさんのホームページには、他県の顧客がたくさん掲載されていましたので、全国対応してくれることもわかっていました。

待望のクラウドシステムを導入されていかがですか。

宮川取締役 まるで別世界です。勤怠管理ソフトでスタッフのシフトを簡単に組めるので、とても楽になりましたね。シフトの集計から給与計算までも一元化されているので、今までの手間が何だったのかと思うほど。

宮川代表 今まであいまいだった法定休日と法定外休日について、区別して管理できるようになったのも良かったです。労働法に沿った会社運営に向けて、一歩前進した感じです。

作業時間は、どのくらい短縮されましたか。

宮川取締役 以前は、勤怠の締めに 2 時間くらいかかっていましたが、今はチェックも含め20~30 分といったところでしょうか。慣れたらもっと早くなりそうです。
1 時間はかかっていた振り込み作業は、なんと10分に短縮。本当に振り込まれたのを見た時は、「よっしゃー!」と思いましたね。
「振込金額を絶対に間違えてはいけない」というプレッシャーからも解放されました。

クラウドシステムに慣れるまで大変だったのでは?

宮川取締役 基本設定はやっていただけたので、普段の業務の手を止めることはありませんでした。
あかつきの皆さんは、フランクに話せるので、困ったことがあれば聞きやすいですし、答えが的確で助かっています。レスポンスがとても速いのもありがたいです。

ほかに、あかつきに依頼して良かった点はありますか。

宮川取締役 労務は、スタッフが安心して働くための基盤です。依頼するようになってまだ数カ月ですが、そこをしっかり支えていただけていると感じられて心強いです。
最近は、企業型確定拠出年金をご提案いただきました。会社としては、退職金制度を何らかの形で整えていきたいと考えていたので、専門家から具体的なアドバイスをいただけるのは助かります。
10年前に作って、そのまま使っている就業規則も改定できたらと考えています。

“働くこと”について、どう考えていらっしゃいますか。

宮川取締役 とにかく会社にかかわるみんなが、常に自分の人生を全うしていてほしい。そのための手段が仕事であり、その仕事に長い時間を費やすのであれば、充実したものであるべきだと考えています。
スタッフに抱えている問題があるのなら解決したいし、解決できる力をつけてもらいたい。そのために、会社側としてできることがあるなら何でもしていきたいです。

今後の展望をお聞かせください。

宮川取締役 5 年後、10 年後、会社をどうしたいか、というのは、実はあまりないんです。
創業していろいろな仕事をしていく中で、何をやるにも人だと、強く感じています。もちろん、お客様に喜んでいただくことが大切なことですが、そのためにもスタッフにハッピーでいてほしい。そのハッピーは、お客様に必ず伝わると思うんです。
だからこそ、スタッフの「好き」や「やりたい」という気持ちには全力で応えたいですし、会社としてもできる限りのサポートをしたいと思っています。
ちょっと変わった会社で、社労士泣かせな部分があるかもしれませんが、あかつきさんには柔軟に対応していただけて、本当に助かっています。

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